任意保険の加入率は?

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もう知っておられる方も多いと思いますが、自動車保険というのは大きく分けて任意保険と自賠責保険に分類することができます。
任意保険には入らなくても自賠責保険に加入していれば車の運転というのはできるのです。
しかし万が一事故が起きてしまうとその補償内容では足りないことも非常に多く、任意保険への加入というものが勧められています。
そのような状況ですが、車両保険とか搭乗者傷害保険というのはいわゆる「オプション」という形になっていますので加入していない方も多く、最も必要とされている対人賠償保険も4台に1台は入っていないというデータがあるのです。
これは非常に危険なことですね。
もう少しこの点を具体的に考えてみましょう。
ほとんどの保険会社では対人と対物をセットで提供していますので、これらの加入数値というものに違いはありません。
全国的に見るとその加入率はわずか73.1%しかありません。
この数値をみて「結構な人が入っているではないか」と思うかもしれませんが、交通事故を起こしたときにはその賠償額というものが数億円になる可能性もかなりあります。
ですから逆にこれだけの保険に入っていない車が存在するということに驚くべきなのです。
人身事故を起こしたときの賠償額は最低でも2億、最高で4億円近くになると言われています。
これは対物賠償でも1億円を超えるのです。
普通に考えると対人や対物というのは無制限の保険に入るのが当たり前のように感じますね。
しかし2割以上の人が保険の加入をしていないのです。
都道府県別のデータというものを見てみると面白いとおもいます。
これは毎年「日本損害保険協会」から発表されているデータになります。
対人賠償保険の加入率が最も高いのでは沖縄で82.1%となっており、最低なのは沖縄県の52.3%です。
沖縄県にいたっては対人や対物の賠償ですら2台に1台の加入に留まっているのです。
もちろん経済的な理由もあると思いますがこの点でもっと対策が必要でしょう。